ザ・プレデター

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プレデター(字幕版)

プレデター(字幕版)

 

 

シェーンブラック監督『ザ・プレデター』鑑賞。

 

思えばシュワルツェネッガー映画といえば俺の青春時代でもあった。一作目は100回以上見ていると言っても過言ではない。当時、母親の友人が飼っていたウサギの名前もプレデターに合わせて「ビリー」と命名したほどだった(RIPソニーランダム)。

1作目ほどの面白さはあったかと言われれば疑問だが、それでも今回の『ザ・プレデター』はかなり面白い部類に入る映画だった。

 

今作はついに登場人物が、この宇宙人に対して「プレデター」と命名したり、プレちゃんが会話していたり、シリーズ初の試みをいくつかしていると思う。

 

今作のプレちゃん(1号)の気持ちを察するとなかなかしんどいものがあり、今までは自由気ままに狩りのために地球へ来てただけなのに、今回は仲間に追われる、地球人に狙われる。「なんで僕の思いを理解してくれないんだ!」といったヤケクソ感で、哀愁漂うプレちゃんになっていたと思います(雑にアサルトライフルを撃つプレちゃんの姿が物語るように・・・)。「どいつもこいつも本当にふざけるな!(助けにきてやったのによ」とでも言いたげな暴走ぶりが良かったっす。

 

主人公のマッケナを演じたボイド・ホルブルックもなかなか役になじんでいてかっこよかった。そして各所で話題のPTSD軍人愚連隊、ルーニーズ。これが良かった。シェーンブラックといえば『リーサルウェポン』の脚本家や、いまをときめくロバートダウニージュニア(アイアンマン)の『キスキスバンバン』監督などで有名な人だけど、まさに今まで作ってきたバディムービーのやりとりを体現したような奴らがルーニーズで、1作目の『プレデター』に存在した「荒くれ者たち」の特殊部隊のようで、なかなか面白かった。

 

シリーズも長くなってきて、みんな思い思いの「プレデター像」があると思うため、賛否両論となっているが、個人的には賛に1票を入れたい。続編に続くような終わり方だったが、続編にも大いに期待したい。続編にはぜひ、ダッチを出してくれ!