テネット
テネット見ました。ネタバレはありません。
ひと昔前だったら、クリストファーノーラン来日会見とかやって、CMでノーランが「ミナサン、テネットミテネッと!」とか言ってたであろう超大作映画です。最近の洋画需要の少なさもさることながら、来日が減っているように感じて日本も貧しくなったなと。
前半と後半の間で「時間の逆行」が始まって以降、ストーリー展開や内容がわからなくなっていましたが、CGなしでジェット機と建物を激突させたりする大迫力アクションが凄かったです。あと世界各地の映像が本当に美しい。
ちなみに予告を見て勘違いしていたことがあって、死にかけて特殊能力を得た主人公が「テネット!」と叫ぶと、時間が逆行を始めるのかと思っていたのですが(忍者が「忍!」と言うと、煙と共に消えるような能力かと思っていたのですが)、そういう呪文や掛け声の意味ではありませんでした。両手を挟み込むハンドサインで挨拶する秘密組織みたいです、はい。
↑こんなこといわれたら、テネットが何なのかめっちゃ気になるやん。。。
そもそもこの場面以降、登場人物が「テネット!」というシーンは、ほぼありませんでした。なので、序盤で主人公をリクルートした人物が「(テネットを)慎重に使え」と言っていた意味が未だにわからないです。どうやって慎重にテネットを使うんだ?もっと「テネット!テネット!」と、劇中で言って欲しかったです。
テネット!
主人公を演じたデンゼルワシントンの息子、ジョンデイヴィッドワシントンの運動神経が凄いです。スタントマンクラスにアクションにキレがあると思ったら、元アメリカンフットボール選手だったんですね。そりゃ身体能力高いわ。そして父譲りのハンサムさと、正義な役がピッタリハマってました。黒人版007なら間違いなく彼だ。
そして裏主人公のニールを演じるロバートパティンソン!これは当たり役だろうな〜。見たらみんな好きになるキャラクターです。ノーラン作品で言うと、インセプションのトムハーディーや、ダークナイトのジョーカーに位置するような、切り札キャラで面白いです。パティンソンは2021年公開予定よバットマンも演じるそうで、楽しみです。
ストーリー的にも、クリストファーノーランのベストアルバム感があり、話の構成はメメントっぽくもあり、インセプション的なスパイの話であり、ダンケルク的な全体像が見えない没入感のある内容。そして裏テーマはインターステラーとつながっているという。。。
とにかく凄い映画です。この体験をぜひ映画館で。