最近見た映画
コロナ禍で劇場に行けないので、Netflixで見てばかり。
ハスラーズ
J.LOがかっこいい美しい。実話物の犯罪ドラマ。時は2000年代。ニューヨークのストリッパーたちが、金融危機を起こしたウォール街の金融マンたちを、薬と色仕掛けで騙してお金を盗む話。女性版グッドフェローズといった感じで面白い。グッドフェローズのデニーロ的な役がジェニファーロペスなんだけど、ラティーノらしい親分肌な面倒見の良さと、それとは裏腹に人の見る目のなさ(人の良さが仇となる)が妙にリアルだった。
ヘイトフルエイト
ワンスアポン…は見たのにこちらは未見。フィルムで撮った映画のためか、オープニング映像の美しさと懐かしさ、エンニオモリコーネ(モリオーネ?)の懐メロなBGMと、古き良き時代の映画な作りが良い。さすがタランティーノ。
個人的にジャンゴがイマイチだったけど、これはかなり楽しめた。サミュエルLジャクソンもゲスかっこいい役で輝いてました。日本人が作った舞台の小道具なども綺麗。あと、チャニングテイタムの雑な扱いに笑った。
タイラー・レイク -命の奪還-
スタントマンが監督したとのことで、マイティソーことクリヘム版の「ザ・レイド」とも言える、大迫力アクション映画だった。ストーリーはシンプルで、ひたすらCQBな接近戦アクションで魅せる。面白かった。ソー以外の代表作になると思う。
マイケルベイの最新作。破壊、綺麗なチャンネー、グロ、自由、アメリカ!という、相変わらずマイケルベイらしい一作。作風が90年代からなにも変わってなくて安心した(笑)ケバいメラニーロランもかわいい。ストーリーはまあマイケルベイなんで。。。アクションは凄い。パルクールの高層ビルで飛んだら跳ねたりアクションも良いアクセントで凄かったです。
架空の独裁中東国家に挑め、というお話で、電波ジャックしたら市井の市民たちが民主主義に目覚め、突如デモを始めて、市民の力でクーデター!というノリは、アメリカの傲慢さを見るようでシラけてしまった(笑)あんな簡単に民主主義が広まるなら、アフガニスタンやイラクにあんなに長い間駐留したり、ISISにあんな手こずっていないでしょ!(笑)
隔たる世界の2人
30分一本勝負の小品。でもパワーは2時間映画以上。簡単に言うと、BLM運動の発端となったジョージフロイドの体験(突然警官に殺される)を、「恋はデジャヴ」のようにループする主人公の話。エンディングの警官に殺された人の名前、エンドロール後のトゥパックの歌詞が心に突き刺さった。
ちなみにいまのアメリカはアジア人差別だそうで、あの国では自由を勝ち取るためには毅然と戦う、いや、戦って自由を勝ち取れそれが理不尽だとしても、という感じで大変だと心底思う。だけどそれが本来の民主主義なのかな、とも思う。抗議活動のデモの語源は、民主主義のデモクラシーとも言われるし。
そもそも民主主義以前に、人種差別する奴はどの国の人でも脳に問題があると思うけど。一生懸命、リベラルな人たちも差別反対とかしてるんだけど、トランプ当選あたりから差別してもいいんだ、という空気がアメリカ中に蔓延しているイメージ。
遠くの日本から、日系アメリカ人や、在米アジア人を応援しています。いずれ、日本も移民が増えたりしたら、この映画と似たような世界、つまり日本人が白人みたいに特権的に国内で振る舞ったり、差別する側になるのかもしれないね。人に優しくありたいもの。